2013年に、映画監督引退宣言をした宮﨑駿監督でしたが、この度76歳にして、長編映画作成のため復帰することが発表され、本日話題になっていました。

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 昨年末にNHKドキュメンタリー「終わらない人 宮﨑駿」番組内では短編CGアニメーションを手がけ、その合間に長編作品復帰をチラつかせる発言もありました。このため国内ユーザーの中には「分かってた」「知ってた」なんて声も多く聞こえてきます。

 それもそのはずで、宮崎監督の引退発言というのは一度きりの話ではないわけです。天空の城ラピュタの頃にはじまり、風立ちぬに至るまで、宮崎監督は「アニメはおしまい」だとか「情熱がもてなくなった」だなんて理由から、これまで一線を退く発言を何度もしてきています。

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出典:映画「夢と狂気の王国」 予告編
 毎作作るごとに、持てる力を全て出し切る監督だからこその発言なのかもしれません。発表された新作については2020年のオリンピックの前には公開予定で進行を始めているそうです。

 さて。そんな宮崎監督の復帰について、海外ではどんな反応なのでしょう?
・例え宮﨑駿が亡くなったと言われても、彼が映画制作を引退すると言われても、私はどちらも信じないよ。

・↑稲妻が走る夜、墓地を突き壊し、鉛筆を握りしめた拳が土から現れる。宮﨑駿は死して尚描き続ける

・苦しいと言いながらも、永遠に創作を続ける人なんだね

・↑きっとそれが宮﨑駿の人生の本質なんだね

・あんまり驚かない。映画製作が宮崎監督の人生に対する情熱だったんだろうし。引退しても退屈だったんだろうね。

・ごめん、さっきからめっちゃ泣いてる。引退からの復帰は私が知る限り3回目だけど、それでも泣いてる。「終わらない人」では視力が日々衰えている事を知った時は言葉にならなかった。また泣いてる。チクショー!

・彼は西洋のディレクターとしての監督ではなく、自らもアニメーションを書き起こしているところがすごい。それに対して他者の賞賛を受けたいわけでもなく、ただ完成されたものが作りたいのでしょう。私はそんな彼の作品を見て、満足したい。
 
・私の最も愛する映画監督。でも、彼の下には就きたくないな。60過ぎた男の上司で、その人の裁量で仕事が決まるなら、すべての私生活は犠牲になっちゃうよ。

・待ち望んでた。というかこうなることは分かってた。それに、仕事を続ける姿勢は素晴らしい。引退して何も見つけられないまま早く死んでしまう人は多い。

・スコッチでも送ってあげたい

・この記事を見るまで宮崎監督は死んでたのだと思ってた。そしてこの復帰はとてもうれしい。
 
・アーティストがアートを辞めることなんて、死ぬまでありえないよ。

・男を止めることなど出来ない

・彼はロッキーより引退してる

出発点―1979~1996
宮崎 駿
スタジオジブリ
1996-08